「関西からの元気玉」とは、

 あの日あの時 から まもなく6年になります。残酷なようで記憶は災害そのものが消えていくように薄らいでしまうのでしょうか。
 私達 「関西からの元気玉 」のこの活動は、2011年4月終わりの連休での被災地の瓦礫撤去から始まりました 。当初は「とくしまから ふくしまへ we are one」という名前で 作業してから人形浄瑠璃を観ていただくものでした 。
 その後 阪神淡路大震災で被災した 朴元さん 趙恵美さんが参加し 「元気玉公演」となり、続いて響道宴さん 山中信人さんと たくさんのアーティストが参加してくれて 一年に数回東北支援に出掛けています。
 今回 ご縁がありまして 狭山市でチャリティー公演を出来ることとなり、皆様方のカンパで支援活動の交通費に充てさせていただけることとなりましたこと、本当にありがとうございます 。今回の参加アーティストは、溝端健太(想咲太鼓打ち)、阿部一成(篠笛奏者)、パクウォン(韓国芸能)です。
 最近の支援活動は激減しており、それは資金調達が難しいのが一番の理由です。
 被災地への文化活動支援は公的な助成金に頼る団体が多いですが、私達は助成金を費っての支援活動には違和感を感じ、公演活動を通じてのカンパで賄っております。
 伝統芸能の底力を感じていただき、ご一緒に被災地に気持ちを届けたいと思います。
 よろしくお願いします。

2016.10.1「関西からの元気玉 」
 浄瑠璃人形遣い 木偶舎 勘緑
2018年も狭山で開催していただくことになりました。昨年同様、皆様からの温かいご支援をよろしくお願いいたします。